実施報告&録画公開|自然によりそい、地域をつくる─地域の実践に学ぶエコロジカルな視点 ─


自然によりそう地域づくりを進めるために、オンライン講習会(全3回)を開催しました。生態学の知見をどのように「まちづくり」に活かすのか。研究者、NPO、自治体職員、そして市民の皆様と共に考え、共有しました。

講師の3人は、生物多様性や地域資源の保全・活用を進めるうえで欠かせない実践的知見について、『超学際』のアプローチで、一定の言語化を果たされました。その研究プロジェクトは、CBD、SDGs、NBsなどの国際的・国家的枠組みが整えられているにもかかわらず、現実の社会では「生物多様性の劣化や生物多様性の損失が止められ、回復に向かっている」という明るい話題はほとんど聞こえてこない、という課題感からスタートしています。

本講習が期待することは、単純ではない現実の社会において、多様な主体と自然資本管理を進めていくのに必要な目標設定のあり方多様で多元的な主体館の合意形成の進め方、そのために準備すべきプラットフォーム、そして、マネジメントのなどのあり方を、参加者が、地域の個性に応じて考えていけるようにすることです。

実施内容

第1回:「自然によりそう地域作り」とは 〜理論と事例から学ぶ〜

書籍に込めた思いや全体構成を通じて、自然と人との関係性の再構築を目指す地域づくりの思想を解説します。また、書籍でも取り上げられた具体的な実践事例をもとに、地域固有の課題と取り組みの工夫についてお話しします。

それぞれの地域に、自然と人との関係の歴史があります。なので、自然の保全・活用は、その地域の人と自然の関係や変化をきちんと理解し、それに沿う形で行っていかなくてはなりません。それは自然科学(生態学)の視点だけではなく、社会・人文的な視点が加わらなければ読み取れるものではありません。また、自然にどのような価値があり、地域づくりにどのように役立てられるのかは、地域に人たちとともに考えなければ見いだすことはできません。このセミナーでは、これを進めるための考え方と、具体の事例をお示ししました。幸い、この挑戦はうまくいったようで、参加した皆さんからは「役立った」との好意的な意見をいただきました。

今回の連続セミナーは、「自然によりそう地域づくり―自然資本の保全・活用のための協働のプロセスとデザイン(共立出版)」に収録した内容を紹介する形で実施しました。本の中には他にも様々な地域の事例が紹介されていますので、ぜひ、お手にとってご自分の地域の活動と比べていただければと思います。そして、「景観生態学者の観点の曼荼羅」や「パターン・ランゲージ」を活用しながら、それぞれの地域での活動の推進にやくだてていただき、また、それらの使い勝手についての情報をお返しいただければと思います。このようなセミナーをとおして、今後も皆さんと情報共有できる機会を持てることを楽しみにしています。

—— 鎌田 磨人(徳島大学 教授)

第2回:地域を読み解くための38の観点

地域づくりに必要な「視点」とは何か。景観生態学者へのヒアリングから導き出された「38の観点」について解説します。フィールド経験豊富なゲストを迎えた対談形式で開催。情報量の多い景観写真などを題材に、具体的なエピソードを交えながら、地域を多角的に読み解くヒントを探ります。

この度はご参加いただき、ありがとうございました。景観を読み解く「38の観点」について、いかがでしたでしょうか。さまざまなご感想を皆さんからいただいておりますが、今回の観点が、みなさんの思考や議論の梯子のような役割になっていたとしたら、とても嬉しく思います。

私自身もまだ研究の途上にありますが、長い歴史のなかで育まれてきた人と自然の関係性が現れた景観は、とても興味深く、読み解きがいのあるものだと感じています。それは自然資本としてのみならず、文化資本としても次世代へ受け継いでいく価値のある存在であることでしょう。

そうした景観の奥に広がる豊かな意味や文脈を読み解く「まなざし」が、少しずつ取り戻されていったとき、景観を守ることの意義も、より自然に理解されていくのではないかと感じています。

今回ご紹介した「38の観点」は、あくまでそのための小さな足がかりにすぎません。みなさんがご自身の暮らす土地や、どこかを訪れたときに、目の前に顕れる景観の背後にあるものへと「まなざし」を向けるきっかけになれば、とても嬉しく思います。

—— 長井 雅史(SFC研究所上席所員)

第3回:先進事例から得られた「パターンランゲージ」とその活用

現場の知を活かすための思考ツール「パターンランゲージ」と、その活用法を紹介します。後半は「作り手(研究者)」と「使い手(実践者)」を交えた対談を実施。ワークショップでの進め方など、参加者の皆様がご自身の活動に活かすためのヒントも提供します。

この度は、ご参加いただきありがとうございました。アンケートを拝見し、パターン・ランゲージという手法に関心を寄せていただいたこと、嬉しく思っております。私自身、なぜ良い仕組みが実装されたのか(理論や理想として存在するだけでなく、人々と協働し、社会を動かし、現実に良い結果が生まれたのか)ということに強い関心を持ち、様々な地域でのヒアリングを通してパターンをまとめていきましたが、細かな関係構築の機微、人との向き合い方が実現を左右するのだということを実感しました。自然へのまなざしと、人や社会へのまなざし、その両方が揃ってこそ、生態系や生物多様性の保全に近付いていけるのだと学びました。パターン・ランゲージで言語化された知見は、現場で使われてこそ、ということでぜひ皆様の現場でご活用いただき、フィードバックいただけると嬉しいです。パターン・カードがあったら使いたいというお声もいただいておりましたので、何かご用意できるように検討したいと思います。

—— 鎌田 安里紗(SFC研究所上席所員、一般社団法人unisteps 共同代表理事)


参加者アンケートの結果

参加者数(のべ224人)

  • 第1回:2026年2月5日(88)
  • 第2回:2026年2月23日(54)
  • 第3回:2026年3月2日(84)

参加者の満足度

今回得られた一番の「学び」は何でしたか?

第1回:「自然によりそう地域作り」とは 〜理論と事例から学ぶ〜/鎌田 磨人
  • プロセスをマネジメントすることの重要性。行き当たり
  • ばったりではなく、どのように訴えかければ望んだ未来を描けるか?ということを常に考えていることが大切だと気付きました。
  • また、自然に関わっていく『人の熱意』が本当に大切なんだと思いました。今回の事例も、鎌田先生や、一緒に活動した方々、地元の方々の熱意があったからこそだと感じました。
  • 自然のプロセスに寄り添う姿勢が、持続可能な地域・社会を支える。住民の知恵や実践を尊重することが、地域づくりを成功させる鍵。自然循環・社会・経済を結びつけたエコロジカルデザインが不可欠。
  • 転換の芽を育てたモデル事例としての徳島大学の取り組み
  • マングローブ林の活用について課題解決のために多様な主体の連携の事例をお話しいただいたことが大変参考になりました。
  • 自然と人を離さずに、土地や生態系、地域の特性を活かし保全と利用を目指す必要がある。さらに、生活の質向上と持続可能な環境管理を目指す必要がある。それぞれのバランスも重要である。
  • 地域での環境保全活動の肝
  • 地域における様々な立場の人による協働
  • 自然によりそう地域作りということで、建設コンサルタントとしてあまり自然と共存するという観点がないのが現状であり、興味深く視聴することができました。今後の業務に生かしていきたい。
  • 1つの活動集団を継続できる形で組織に引き継いだ例を具体的にお話していただいて、その手法がとても勉強になりました。特に地元との連携を図るために「シンポジュウム」を企画するというアイディアが画期的だと思いました。内容も学術的に妥協しない内容で話をしたが、地域の方に受け入れられたという点も意外でした。また、その手法をパターン化したものがあるとのことも初めて知りました。
  • 自然共生的な地域づくりを実践するための技術は、属人的なものばかりではなく、一般化(パターン化)できる可能性があるということ。
  • 「那覇でやりましょうって言われたんだけど、絶対駄目、金武町でやるって譲らなかった」その始まりが、億首川のマングローブ林で行われているカヌー体験とその向こうにみらい館が見えるなんとも楽しそうな景観であったこと。それは、ここだ!という学者:鎌田さんの直観、いわゆる数値化することのできない職人技かもしれません。理由はわからないけれど「ここでやる!ここが好き」が源泉となって人を繋いだり、課題を乗り越えたりできているのであれば、私も10年まであと5年地域活動を継続できそうに思いました。地域主体の自立自走の形が見えたように思います。
  • 地域住民や地元業者に、保全したくなる大切な自然資源であると理解してもらい為の仕掛け
  • マングローブ林を活用するためのご尽力
  • 専門家の先生でいらっしゃっても、最初から、企画が整っていたわけではなく、順序を踏んで進んでおられることがわかった
  • 超学祭の仕組みと目的がよく理解できました。
  • 適度な粒度と抽象度
  • 「シンポジウムの押し売り」にはじまり、熱量がキーと実感した。また、「地域の熱量」という観点の重要さを知れたことは有意義であった。
  • ・超学際ということを知った。
  • 地域づくりが軌道に乗っていくプロセスをご紹介いただけた。
  • 様々なステークホルダーを巻き込むためのきっかけづくりが大切ということ。
  • 地元が能動的に動けるようにならなければ、自治体などの戦略はまわらないということ
  • 自分ごとで関わるアカデミアと地域の事例
  • トップダウンではなく、ボトムアップでの地域づくりについて。下から盛り上げて官庁を巻き込んでいくという姿勢。
  • マングローブの保全手法
  • 流れを確認できたこと、研究者の熱意や想いが大切なこと
  • 沖縄の実例に基づいたお話
  • 地域との仕掛け方
  • 事例が役に立った
  • 協働の実践例を知ることができた
  • まだよくわかりません。
第2回:地域を読み解くための38の観点/長井 雅史
  • 1枚の写真からでも複数の人が見ることにより、その地域のこれまでの歴史、大切にしてきた環境、成り立つ生態系を読み取ることができ、その場所をどのうように活用してきたか、また、活用されてこなかったか場所なのということが分かる。これらの考え方を持つことにより、日常の生活で風景のとらえ方が変わってくるという点。
  • 自然の保全・活用を図るためのひとつの手法として、地域の景観に着目し、整理された景観生態学的観点(38の観点)という考え方を活用させていただき検討・考察することで、自然環境の維持管理や多様なステークホルダーとの協働など、多様な活動に応用できることが理解できました。
  • 地域の方々との関わり方やきっかけを作る時の観点
  • 一番の学びは、自然を「守る対象」や「制約条件」として扱うのではなく、地域づくりの“主体(パートナー)”として捉える視点でした。各地の実践事例から、自然のプロセス(地形・水循環・生態系)を読み解き、それに人の暮らしや生業を重ね合わせることで、環境保全と地域経済、コミュニティの再生が同時に成立していることが示されました。計画や制度を先に当てはめるのではなく、現場の自然と人の関係性に寄り添い、小さな実践を積み重ねることが持続可能な地域づくりにつながることを学びました。
  • 写真から、地域の情報を読み解く視点
  • 美しさをあまり定義していなかったこと
  • 景観生態学について、問題解決と対話の観点から切り込まれた点
  • 鎌田先生がお話になられた「美しさの定義」は、これまでの自分の価値観とは異なるものでした。限られたものをいかに使おうかという人々の知恵の凝縮や、膨大なエネルギーの集積度合い。本当にそうだな、そういうものを目にするとき美しさを感じるのだなと腑に落ちるものがありました。
  • 各種景観に対し、登壇者ごとに(バックグラウンドにより)着眼点、視点が異なること(への改めての気づき)。また、それらをマインドマップ的に可視化することによって共有できること。さらに、そうした整理が地域づくりの基礎となりうること。
  • マインドマップの活用
  • 38の観点で地域を読み解いていくと、今まで見てこなかったことにも気付かされる。
  • 地域を読み解く上での、思考プロセスについて専門家の人たちはこのように景色を見ているのだなと感じた。地域を理解するうえで活用してみたい。
  • 38の指針をどの様に結びつけることができるのか、いわば「地域造り曼荼羅」へのアプローチを学ぶことができた。
  • 写真一枚からこれほど深く読み取ることは新鮮でした.
  • 学問っぽい
第3回:先進事例から得られた「パターンランゲージ」とその活用/鎌田 安里紗
  • 多様な主体が自然と向き合いながら地域づくりを進めるには、合意形成や目標設定、実践知を共有する場づくりが重要であると学びました。自然に寄り添う発想が地域の可能性を広げることを実感しました。
  • 研究者と保全の担い手との関係について、興味深い話を聞けました。パターンランゲージという言葉について、少し深掘りしてみたいと思いました。
  • 「パターン・ランゲージ」という手法が多様な分野で活用されていることを初めて知りました。コミュニケーションや経験則からの課題の解決方法や体制・組織づくりに生かせることを学び、もう少し学習してみたいと思いました。
  • 地域づくりやエコロジカルな実践において、成功事例を単なる手法として模倣するのではなく、「パターンランゲージ」として抽出・共有する重要性を学びました。各地の実践に共通する思考や関係性の型がパターンであり、地域固有の条件に応じて応用可能な問いや原則として機能することが理解できました。これにより、画一的な正解を押し付けるのではなく、住民や関係者が共通言語を持ちながら対話し、試行錯誤を通じて地域に根ざした解を育てていくプロセスが可能であることが学びでした。
  • 属人的と考えられてきた地域と外部個人との関わり方の研究、またそれをサポートするツールがあると知れたこと
  • 地域の人との関わり方
  • 地域のアイデンティティを大事にすること。関係者を巻き込むのではなく、まずは自分から、相手の大切にしていることに応えることから始めること。
  • パターンランゲージという考えを初めて知りました。非常に汎用性があり、様々なところで活用できるように感じました。
  • 生態学の知見の「地域づくり」への活用のし方、我々は外部の人間であり、そこで住んで働いている人の目線で進めていくことが重要
  • パターンランゲージの歴史
  • パターンランゲージを知り活用する利点を学べたこと。
  • セミナーでも仰っていたように先進事例を学んでも「●●さんがいるから、××が関わっているから」と捉えていましたが、それら事例を構造化して抽出し、パタンとして記述できるという視点を得られたことが最大の学びでした。 
  • パターンランゲージに当てはめることで、会話のきっかけや問題の可視化につながる可能性があること。
  • パターンランゲージはある程度経験のある実践者が活動の振り返りのために使う「ものさし」のようなものだと理解しました。カードの使い方も指南いただき、イメージがわきました。
  • パターン・ランゲージの概要を知ることができ、それを自然によりそう地域づくりに活かす意義について納得することができた。(白川さんでさえ地域の会議で揉めたことがあると伺い、少しホッとした。)
  • 属人化しない、特定の人物に依存しないパターンランゲージを初めて知りました。いろんなシーンで活用してみたいと思います
  • 取り組み姿勢として、気づかいや思いやりという人付き合いの原点が重要であることを改めて認識した。
  • パターンランゲージの考え方を自分の仕事に応用したい。
  • パターン・ランゲージについて:良い結果を生み出すための実践の本質を捉え言葉にしていくもの。良い結果を生み出している人の経験則を名付けたのが個々のパターンであり、教育や福祉における先進的なモデルを他分野でも参考にすることができる。
  • パターンランゲージという概念そのもの
  • 成功例を汎用パターン化することで、汎用パターンを課題に当てはめることができるとわかった
  • パターンランゲージの手法を知ったこと
  • 知らないことが多かった
  • 人と人のつながり
  • パターンランゲージと服の関係
  • 難しかった
  • 単に箇条書きするのではなく、パターンに名前を付けることで分類しやすくなることが理解できた。パターン化することで情報が取り出しやすくなり、他者との共有がしやすいと思った。
  • パターン・ランゲージの解釈が少しできたように感じた。

今回の講師へのメッセージがあれば、ぜひご記入ください

第1回:「自然によりそう地域作り」とは 〜理論と事例から学ぶ〜/鎌田 磨人
  • 大変学びの深い時間をありがとうございました。今回のお話のなかで、疑問点が二つありました。①里山活動しかり、今回のマングローブでの活動しかり、自然撹乱の代わりに、人為的に撹乱をおこして自然的な状態を維持していくわけですが、実際いつまで維持していくか、ということを考えると、半永久的に人為撹乱を起こし続けなければいけないことになるのでは?と思います。息切れしそうです。誰がいつまで続ける?ということに対する見解もお聞きしたかったです。②今回の事例では、最終的に行政と協働できる形になりましたが、行政も、様々な要因で必ずしも永続的に保全ができない、ということもあるのではないかと思います。(予算、人材など)そんなときは、市民はどうすれば良いのでしょう。また、行政側が大事に残したいと思っても、市民に伝わらない場合もあると思います。行政の関与だけでなく永続的に保全していく、良い方法もあるのでしょうか。
  • 今回のセミナーでは、自然に寄り添った地域づくりの考え方を、具体的な地域実践の事例とともに大変わかりやすくご紹介いただきありがとうございました。「自然を制御する」のではなく、「自然のプロセスを理解し、ともに生きる」という視点は、日頃の業務のとらえ方にも新たな示唆を与えてくれるものでした。
  • 「自然によりそう地域づくり」についての課題等について、理論的に整理されていらっしゃるので、教科書として活用させていただきます。いつもありがとうございます。
  • 様々な方に発信して頂きたい。
  • 本日は非常に興味深いお話をありがとうございました。誰かが始めた1つの活動を継続できる形で地元の組織に引き継ぐことは本当に難しいことだと感じています。その点で本当に貴重な成功事例を詳細に公開していただき、ありがとうございます。、ご指摘の通り、成功事例があっても、学術的な側面からはなかなか実際の動きが見えません。また、個人の熱意やキーパーソンに恵まれた的な話に終始しがちです。方向性をパターン化していただいているということで、そのような道筋を示していただけるのは本当に助かります。
  • 後半の具体的な実践事例もさることながら、前半の構造的な整理が非常にわかりやすく、頭の中が非常にすっきりしました。自然共生的な地域づくりを実践するための技術は、属人的なものばかりではなく、一般化(パターン化)できる可能性があるということは、とても希望のもてるメッセージだと感じます。一方で、やはり人のスキルや性質(例えば飲み会という重要な場で無理なく地域の方と交流できるか等)によるところも大きいのではないかと思う部分も否めません。著書を拝読して勉強したいと思います。
  • 素晴らしいセミナーをありがとうございました。自然ハンドブックは、あくまでもアカデミックで子どもに媚びることなく、マングローブ林を研究したかったから!地域にシンポジウムを仕掛けた…というぶれない軸、学びとなりました。私は民間の立場で、この地域が大好きなんですと、外に内に、専門家の目にとまるようぶれずに発信し続けてみようと思います。
  • 環境活用のための調査、住民、行政の皆様へのご尽力お疲れ様でした。特にマングローブ林の保全が気になっており聴講して大変有意義でした。本日参加して良かったです。まだ環境問題初心者ですが学ぶ意欲が出ました。参考図書を読んでみます。様々な取り組みと環境への眼差しに感謝いたします。また鎌田先生の講義を受講したいです。次回、環境のライフワーク等もお話いただければと思いました。
  • 一般の私でも、理解できるような、やさしい文言で、わかりやすかったです
  • ご自身もアクターとして超学祭の協働プロジェクトをマネジメントされた熱量に感動しました。
  • 大変勉強になりました。研究者として俯瞰で見つつもアクターとして熱量を持って参加する。科学者でありながらひとりの人間として向き合っていく姿勢が大事なのかなと思いました。
  • 多くの学びに繋がると考えます故、今後も貴重なご経験を共有頂ければ幸いです。
  • 大学等の研究者の方で地域に本気でかかわってくださる方はまだまだ少ない気がします。鎌田先生のお考え・行動がとても素晴らしいものだと感じました。ありがとうございます。
  • どうもありがとうございました。お手本に精進いたします。
  • 貴重なお話をありがとうございました。
  • 鎌田さんからいただいた本を読んでからのセミナー受講で解像度が上がりました。感謝❗️
  • 研究者の熱意の活動に敬意を表します
  • ありがとうございました
第2回:地域を読み解くための38の観点/長井 雅史
  • 38の観点について、景観写真や保全活動の事例を通して、わかりやすく丁寧に解説いただき、ありがとうございました。大変参考になりました。
  • 本セミナーを通じて、自然を前提条件として受け止めるのではなく、地域づくりの「共に考え、共に進む存在」として捉える視点の重要性を改めて学ぶことができました。現場での実践に根ざした具体的なお話は、自身の業務や地域活動を振り返る大きなヒントとなりました。貴重な知見と気づきを共有いただき、誠にありがとうございました。
  • 全体取観がまず大事だと思う。美は感応であわいに生じる。そこが始まりなので分析思考はその後、空間の履歴を感じることも大事で桑子敏雄先生の視点が大事
  • まったくの素人の私ですが、この本を読み、講師のみなさんのお話を伺うなかで、少しずつ景観を見る力が育ってきているように感じています。大切なことを、わかりやすい言葉で伝えてくださることに心から感謝しています。実際の景観写真を前に、専門家がどのように読み解いておられるのかを知ることができたのも、とても貴重な経験でした。小さな地域では、「これを先にしなければ」「急がないと」と、勘と経験で受け継がれてきたため池の水利管理やかいぼり、法面の火入れなど、どれも気持ちが焦る課題ばかりです。しかも課題は一つではなく、複数が複雑に絡み合っています。人を育てることを優先すべきなのか、それともまずは誰か一人でも手を動かすことが先なのか…。その優先順位づけに指針が欲しいと感じる場面が多くあります。一方で、優先順位をつけたとしても、すぐに効果が現れるとは限らず、むしろ失敗もありうる。そのような状況のなかで、「失敗しても、その失敗を小さくする関わりをしている」という言葉に、とても励まされました。
  • 活動の定式化を噛み砕いて提供くださったことが、大きな学びでした。
第3回:先進事例から得られた「パターンランゲージ」とその活用/鎌田 安里紗
  • 広い分野で応用できるパターンランゲージを知るきっかけを与えていただき、ありがとうございます。いろいろなアプローチの仕方があることを学びました。
  • 先進事例を「正解」として学ぶのではなく、背景にある思考や関係性を「パターンランゲージ」として捉え直す視点が非常に示唆的でした。地域ごとの違いを尊重しつつ、共通言語として活用できる点は、実務や合意形成の場面でも大いに参考になると感じました。今後の地域づくりを考える上で、実践に取り入れていきたい学びを得ることができました。ありがとうございました。
  • 地域おこし協力隊として数か月前に着任し、自然環境の調査や保全に取り組んでいます。町の行政の中で生物多様性を主流化することの難しさを日々感じている身として、今回のご講演は非常に助けになるものでした。ありがとうございました!
  • 大変興味深く拝聴しました。パターンランゲージの考え方、こういう問題があったときに、どうする?という問いのもとにたった整理の仕方も、非常にわかりやすかったです。また、鎌田さんのバックグラウンドが、自然に関する専門家ではないところも、大変興味深く感じました。世の中は、自然に興味がある人と無い人の二極化ではなく、その中間層に多様な背景をもった人々がいるということを、改めて実感できる会となりました。今後の活躍を楽しみにしております。
  • 時間の制約があるので仕方がないのだと思いますが、質問にもあったように鎌田さん独自のファッションの活動についての視点も聴いてみたかった。
  • ぜひカードの販売があれば買いたいです。また学生など、これから自然資源管理に取り組もうとする人(経験の浅い人)がパターンランゲージを使って勉強するような事例も知りたいです。カードの使い方の基本的なルールはあると思うのですが、使用者が自由な発想でカードを活用する実践例を共有できると、面白いと思いました。新しいカード案の提案とかもできるといいですね。
  • 地域づくりや自然環境保全に関わることでなくとも、パターン・ランゲージそのものがとても興味深く、もっと学んでみたいと思った。
  • もう少し詳しくお聞きしたかったです(時間が短すぎた)
  • 本の解説と実例の細かい話がきけてありがたい。
  • 楽しいご講演をありがとうございました!本日誕生日でしたが、参加した甲斐がありました
  • ありがとうございました。参考にさせて頂きます。

今後、具体的にどのようなテーマのセミナーや活動に関心がありますか?

第1回:「自然によりそう地域作り」とは 〜理論と事例から学ぶ〜/鎌田 磨人
  • 自然と共生する防災・減災グリーンインフラ流域治水
  • 住民参加・合意形成の技術
  • 水循環と生態系を活かした地域デザイン
  • 持続可能な地域経済とエネルギー
  • 現地視察など実践型の学び
  • ランドスケープアプローチをベースにした地域づくりの実践例
  • 里山の保全都市における生物多様性保全・回復の取組み
  • 同様のテーマ―で別の活動をされている事例等を多く知りたい。
  • 生態系の保全活動を経済循環にうまく乗せて継続されている事例を知りたいです
  • 今回のテーマはまさに関心の中心的な話題のひとつだったので、このようなテーマを今後も希望します。
  • 商業・サービス業、工業、農林水産業、防犯・防災、環境、まちおこし、交通、都市計画等も含め、人・分野・世代を超えて、地域経済・社会全体の中で、「人」「モノ」「お金」そして「思い」が循環し、地域課題を解決している事例。例えば、「コウノトリの野生復帰の取り組みがジェンダーギャップ解消につながる」というような分野をまたぎ横連携で地域課題解決をしている事例など。
  • 都市景観と経済環境保全と観光マリモの環境と未来
  • 「環境活動に関心の薄い地域」に住む、環境に関心の高い人が、地域の方を巻き込んでいくには
  • 個人林や共有林が、適正に管理されていない状況の問題点の解決策
  • 地域に合うモニタリング手法の設計方法
  • 地域と企業の連携自然保全への企業の積極的参加の促進
  • 自然共生サイト
  • 本書に関する連続講義の開催
  • その地域らしい地域づくりについて。
  • ボランティアベースの樹林や草地などの保全活動
第2回:地域を読み解くための38の観点/長井 雅史
  • 以下のようなテーマのセミナーや活動に関心があります。理論だけでなく、現場での試行錯誤や課題も含めて共有される学びの場に、今後も参加したいと考えています。
    • 自然プロセスを活かした地域計画・公共事業の実践
      • 河川・湿地・里山などの自然特性を踏まえ、治水・環境・利活用を統合的に進める具体事例や計画手法。
    • 地域主体による合意形成・協働の進め方
      • 行政、住民、専門家、民間がどのように役割分担し、継続的な関係性を築いているかに焦点を当てた実践的な知見。
    • エコロジカルな視点を取り入れたインフラ・空間デザイン
      • グリーンインフラやNature-based Solutions(NbS)を地域づくりに落とし込む設計・運用の考え方。
    • 小さな実践から広げる地域づくりのプロセス
      • 社会実験や試行的取組を通じて、制度や計画へと展開していくプロセスや評価方法。
  • 分かりやすく行動しやすいのはパターンランゲージの利点だが、美を正面から考える哲学が必要だと思う。一番足りない視点!
  • 専門家が地域にはいる意義をとても強く感じています。本日最後にでてきた「共創資産」という考え方について深く知りたいです。
  • 指標生物を何にするか、域外保全外来種問題の解決
第3回:先進事例から得られた「パターンランゲージ」とその活用/鎌田 安里紗
  • 景観生態学てきなもので行う地域活性化の事例など
  • パターンランゲージの実践活用:地域計画や合意形成の現場で、どのように言語化・共有し、意思決定に生かすか
  • ネイチャーポジティブ/NbSの具体事例:自然資本を活かした地域づくりやインフラ整備の国内外事例
  • 行政・専門家・住民の協働プロセス:立場の異なる主体が対話を重ねるための手法やファシリテーション
  • 評価・指標づくり:エコロジカルな取組の効果をどう可視化し、継続につなげるか
  • 民間の資金等を利用した事例を知りたい
  • 「100年の森」 東京 明治神宮建築と景観
  • 北海道の景観と観光、生態保全(マリモ、フクロウ、シラカバ、流氷)
  • OECMやTFND等に関すること
  • 地域づくり・地域活動における初期段階、円滑回り始めるまでの実例をお聞きしたいです
  • 自然に関する社会課題解決のセミナーなどに、このパターンのどこがあてはまったかを示して欲しい

開催概要


本講習会のねらい・対象

本講習会は、以下のような関心をお持ちの方を主な対象としました。

  • NPO・実践者:生物多様性や生態系サービスを活かした地域活動を行っている方
  • 研究者・学生:地域のまちづくりに貢献したいと考えている生態学・環境系の研究者や大学院生
  • 行政・一般の方:自治体や市民団体と連携して地域課題に取り組みたい行政職員や一般市民の方

講習会を通じて「自然と共にある地域づくり」をテーマにしたネットワークを広げ、実践者と研究者が継続的に学び合える場をつくっていきたいと考えました。


申込状況

参加者の興味

参加者の居住地


関連書籍のご案内

本講習会のベースとなる書籍です。予習・復習としてぜひお手に取ってご覧ください。

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